……なんでそんな、ばかなこと聞くの? 感想
- 2018/01/16
- 22:30

著作/鈴木 大輔 イラスト/白身魚
完全にタイトルと表紙買い。裏表紙の作品紹介は一文字も読んでないしむしろ表紙しか見てない。ここまでの表紙買いは久しぶり。
だってイラスト白身魚氏だから仕方ないよね…
「わたしがちゃんと生き返らせる。死なせないよ『今度は』」と。
高校生、藤沢大和(ふじさわ・やまと)はある日――死んだ。
なぜ死んでしまったかも忘れそこに存在している高校生、大和。
おやおや?帰宅してから裏の紹介文読んだら予想と全然違った。タイトルと表紙で鈍感系主人公が好意に気付いてくれなくてヒロイン怒らせちゃう学園恋愛小説的やつだと確信してた訳だが全く違った。まぁそれだと小説にならんか…いやなるか。
表紙が白身魚氏だったし仕方ない。
開始3ページで魔女と呼ばれるキャラが出てきて(魔女と言っても全身黒ずくめで尖った帽子は被ってないしクィディッチはやらないし宅急便もしない)どのレベルのファンタジーなのか少し焦ったが主人公は普通に学生だし(死んでいるが)ヒロインも頑固な普通の学生。
舞台は剣と魔法と中世ヨーロッパ風ではなく岐阜の山に囲まれた町。
まあ、これで良かったのかなぁ的な終わり。当人が満足してるならいいのか。
クライマックスにかけてこっちの情報と主人公の記憶に違いがあり、アレ?っと不気味な感覚があったのは良かった。
途中まではかなりゆったり進んでいたが後半はかなり勢いがあった。
どんどん謎が解けてくのだが強キャラが最後も強キャラ。これがデウスエクスマキナか…たぶん違うな。
表紙の頑固なヒロインは可愛かったが表紙のイメージよりもファンタジーとかに比重が置かれていたなぁというのが感想。
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